四ッ谷遊泳塾だより

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我が家の飾り物

2003年1月 No.07号

あけましておめでとうございます。

一年の計は元旦にありと言いますが、皆さんはもう今年の計画は立てましたか?今年こそは違う種目にトライしようとか、ロングディスタンスに出てみるとか、記録に挑戦をしてみるとか、いろいろだと思います。

そんな事を考えている中、まだ1月も7日しか経っていないのにJリーグ、浦和レッズの福田正博(36)選手が引退会見を行った。1989年に浦和の前身である三菱自動車入り、Jリーグでは10年間で226試合に出場し93得点、95年には日本人選手で初のJリーグ得点王に輝いた。日本代表でも45試合に出場し、93年のドーハの悲劇などを経験した。

このようなすばらしい経歴を持っている選手でも、昨年11月18日に浦和が戦力外と発表、12月上旬には引退を決めていたが、なかなか踏ん切りがつかず発表を見送っていた。迷っていたのは他チームに新天地を求めるかどうか。「レッズ以外のユニホームを着て戦うのは厳しいかなと思い、最終的に決断した」と本人談。

この涙の会見を見て、どんなに素晴らしい選手でもいつかはこのような時が来る。自分の体力、精神と戦い悩み、苦しみ、辛い思いをした結果の結論だったと思います。

我々を振り返って見ると、毎日水泳の練習を重ねて試合に臨んでも必ずしも記録は良くならない、平均するとだんだんと記録は悪くなっている、しかし少しの人を除いて大半の人はそれほど悔しくは思わない。純粋に水泳を楽しむ世界もあれば、勝負の厳しい世界もあるからだと思います。皆さんはどっちの世界で水泳を楽しんでおりますか?

                       

四ッ谷遊泳塾編集部A

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